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曽我部恵一BAND『思い出のアルバム』1。

私も子どものころ、こんなふうに素直に思っていたのだろうか。

素直な子どもではなかった。一匹狼だった。そんな記憶が強くて、なかなか自分の体験と歌詞が重ならない。
だけどそれだけに、ほかのみんなとうまく遊べたときは楽しかったような気がする。あまり覚えていないけれど、この歌詞にあるようなことを愛しく思っていたのかもしれない。

普段はほとんど思い出を振り返ることがない暮らしをしているからだろう、この曲は新鮮だった。
こんなふうに、ある節目で思い出すのもおもしろいのかもしれない。

同じメロディが繰り返されるこの曲をロックにアレンジするために、そかばんはいろいろな工夫を凝らしている。コーラスもそう。間奏も、ハンドクラップもそう。よく聞こえないけれど大塚さんのキーボードも入っているはず。かっこよく飽きさせず、最後までひきつける。子どものコーラスのキーが高いのだって、そっちのほうがかっこよくて、ロックを感じさせるからなのだ。

最後キュンとくる、と言われていて、そんなにハードルあげなくても、と思っていたのだが、本当にきゅんときた。
「いちねんせい」がこんなにきゅんとくることばだとは思わなかった。
by hyuri07 | 2009-05-20 07:18 | 音楽


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