人に見せたくないもの。

卒論で宮沢賢治の『烏の北斗七星』という作品について調べていくと、よく引用されている論文。
「「愛」と「戦」と「死」―宮沢賢治作「烏の北斗七星」に関連して―」。
書いたのは、佐々木八郎さん。当時、東大生。
1945年4月、特攻隊員として、沖縄洋上で命を落とした。
二十三歳。
今の私と同い年。

実は私の祖父は、特攻隊にいた。
大戦があと何ヶ月か続いていたら、突撃していたらしい。

平和の尊さは、わかっているはず。
どちらかといえば、結構極端なほうの、平和主義者だと思う。

それなのに。

今日、一瞬、特攻隊員ってかっこいい、と思ってしまった。

本当はそんな人がこの地球に存在しちゃいけないのだ。
平和な時間を求めているはずなのだ。
わかってる。なのに。
どうして。

いや、理由は、わかってる。
自分をすべて人に捧げられるって、すごいなあって。

今の私に、ちっともできなくて、憧れているもの。

それから、道を一つに決めていること。
自分の将来に迷ってばかりいる私には、うらやましくなってしまったのだ。

それでも、
一瞬でも、そう考えてしまった自分が、怖かった。
そして、そんなことを考えた自分が、嫌だ。

それでも、心の底からは否定できない、
自分が怖い。
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by hyuri07 | 2004-12-23 02:09 | そのほか。


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