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目の黒いあられ。

うちの市でも、イベントがいくつか中止になった。
市の二大祭りと言われる大きな祭りも、地域の人に愛される地域の祭りも、民俗文化財にも指定されている勇壮な祭りも。
一方で、子どもむけのイベントがだいたい予定通り行われたりもした。

ライブも次々と中止になった。
それでも先週の後半くらいからは、名古屋や関西なんかで行われたライブもある。

なんでもかんでも中止にすればいいってもんじゃない。と職場では会話が交わされる。確かにそうかもしれない。
見に行く人というよりやる人が、やれるような心持になっているかどうかのほうが問題なのではないかと思う。ミュージシャンが震災に心を痛めて体が動かなくなっていたら、とてもやれないだろう。祭りは、やる人が多い。祭りに集中できる人もいればそうでない人もいるだろう。神輿やら山車やらを扱うときに気が散れば、危険が伴う。
自粛、というより、パフォーマンスを追求した結果、危険を避けた結果、なら中止という決断が下されるのもやむなしかと思う。

とはいえ、それを楽しみにして生きている人もいる。
震災の3日後、14日にプロ野球のオープン戦が開かれた。平日にもかかわらず客もけっこう入った。選手も力の入ったプレーを見せた。
数が減ってしまったからこそ、やれるイベントは、人の楽しみになるようなものにしなければいけない。そういうものにできるなら、やればいい。そういうバランスの取り方でいいんじゃないかと思う。

ニュースで見た被災地の高校の卒業式。黒板にはチョークでこう書いてあった。
「誰が何と言おうと、今日の主役は君達」

私が言いたかったことはこういうことだったんだ、こう言えばよかったんだ、と思った。
大事なことを、見失わなってはいけない。卒業でも、催しでも、何でも。
by hyuri07 | 2011-03-25 00:23 | project 100


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