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めじぐけ。

死者を弔うのに「型」があってよかった、と思った。

たとえば、ろうそくの立て方。たとえばお線香、お供え物の種類や置き方、お経やその唱え方。仏教に限らず、多くの宗教で似たことが言えるのだろう。
逝ってしまった人への思いがたくさんあっても、どう表していいかわからない。そんなとき、「型」はわたしたちの助けになる。その「型」に沿ってとり行うことで、その人への思いを表すことができる。
もちろん、「型」どおりにやらなくても、たくさんの思いが心に横たわっていることだって、ある。「型」をやらないから、その人を大切に思っていない、という訳ではない。だけど、気持ちがとっちらかったとき、ぐしゃぐしゃになってどうしようもないとき、「型」に沿うことで落ち着いたり、その人と向かい合えたりして、救われた気分になることは多くあるのだろうと思う。
by hyuri07 | 2013-04-17 01:22 | そのほか。


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