嫌いじゃないけれど。

どうも半沢直樹にそれほど興味をひかれない。

全部見ているわけではない状況で書くのではあるが。
すごくわかりやすくしてある、と思う。たとえば半沢の奥さんの花は、原作では広告代理店に勤めるキャリアウーマンだ。仕事柄、物事を合理的に考える性格だとされている。花の合理的な意見に、半沢が少々心をいがいがさせる場面もある。しかしドラマでは専業主婦になっていて、半沢を優しく包む。栄養の整った、おいしそうな料理を食べさせる。他の登場人物も、敵は敵らしく憎らしく、かなりわかりやすく描いてある。ただ、その意味では今回の最後の近藤の描き方は、人間の多面性みたいなものを表現していて興味深かった。

そもそも銀行に女子がいないことからして惹かれないのかもしれない。女子は奥様方であったり、壇蜜のホステスであったり、古くからある女性像として出てくることがほとんどだ。支店に女性の行員がいないはずはないと思うが、ストーリーにはからんでこない。きっと今もそれが銀行の現実なのだろう。だからその描きようを批判するつもりはないのだが、あなたは半沢のようにはなり得ない、と暗に言われているのも明らかだ。現実には、ドラマが起こるような現場から外れた場所から眺めるしかできないと知らされながら、どうして半沢に喝采を浴びせることができるだろう。遠くで何かやっている人だとしか半沢を受け止めることができない。
[PR]
by hyuri07 | 2013-09-16 03:25 | テレビ


<< 髪をおろした。 せんだいメディアテーク1。 >>