髪をおろした。

さっき練習の後でひらいさんをつかまえて、ありがたくもご指導いただいた。
そのときに「なんで緊張するの?」と聞かれた。
その言葉を聞いて、先日の柳ケ瀬でのライブの後に考えていたことを思い出した。

吹いているとき、私の左肩の上のあたりに、もう独りの私がいて、「なにかっこつけてんの」「自分がかわいいとでも思ってるの?」みたいな、冷ややかな感じでこちらを見ている。
その視線に気付いてしまうと、それに縮み上がってしまう。固くなってしまう。だから観客が千人でも、一人でも、自分ひとりで吹いているときでさえも、緊張してしまう。
写真を撮られたりするときもそうだ。私が結婚式やウエディングドレスに惹かれないのも、その視線に気付いて楽しめないだろうことが容易に予想できるからなのだろう。
そのことに気付いたときは、ずっともやもやしていたものが言葉の形になって、何だか少しすっきりした。
そしてひらいさんに話したことでまた少しすっきりしたのかもしれない。
言いながら、何だか言い訳っぽいなあと思った。

ひらいさんは先生として、励ましの理論や、質問の答えに対抗するようなと言葉の引き出しをたくさん持っていらっしゃるのだと思う。私の答えに対抗する言葉は、引き出しにはなかった様子だったが、すぐに答えてくださった。「俯瞰して見ているってこと?それすごいね!ギフテッドじゃない?」否定せず、持ち上げすぎず、前向きに答えてくださったその言葉に、また少し救われた気分になった。ありがたいなあ。そんなふうに人を励ませるひらいさんはほんとにすごいと思った。

8月に柳ケ瀬で吹いたとき、今までと少し違う感覚だったと書いた。あのとき、左肩の私と吹いている私が、途中で重なって一体になったような気がした。それで、ソロを吹いているときに初めて、楽しいなーとか、気持ちいいなーとか、ちょっとだけ、へたくそなりに、思ったのだった。
どうしてなのか、それも考えた。ライブの前しばらく、仕事にわりと余裕があって、自分なりに、ある程度練習して臨めたからなのではないか。
何か、よりかかれる確かなもの。それもヒントになるかもしれない。もしかしたら何か、いい方法があるのかもしれない。今日話したり、ありがたい言葉をいただいたり、今書いたりして、そんな気がしてきた。

ま、その方式で言うと、結婚式やウェディングドレスは難しいけれど。
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by hyuri07 | 2013-09-19 00:03 | そのほか。


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