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ふろーちゃーと。

普段、読まなければならない本の山に埋もれて、自分の好きな本をじっくり読むということはなかなかないのですが、
唯一、好きでずっと読んでいる本が、サリンジャーの本。

「ライ麦畑でつかまえて」を最初に読んだのは中学三年のときだったと思う。
雑誌で芸能人の誰かがすすめていたのだ。図書館で探してきて読んだ。
でも、よくわからなかった。
わかる、と思ったのは、浪人生になって読んだときだった。
でも、もう一度読もうと思ったのは、最初に読んだときに何かを感じていたからなのかもしれない。
中学三年で読んだときにはよくわからなかった主人公の思い、まさにそれこそが、四年後、私をひきつけたのかもしれない。

「ライ麦畑」は好きだったが、それだけではサリンジャーの本が好きだと言えない、と思って、ほかの本も読んでみることにした。
四冊ほど読んだが、外れがない。どれも私の好みだ。きっとほかの作品もそうなのだろうと思うと、がっかりする心配をせずに、安心して読める。
大学二年の時には英語の授業で「ナイン・ストーリーズ」の中の二編を読んだ。すばらしい教材。「ナイン・ストーリーズ」では「バナナフィッシュにうってつけの日」が、やはり、好きだ。
「ライ麦畑」は村上春樹さんの訳も出ているが、まだ読んでいない。春樹さんは独特の文体を持っているから、「ライ麦畑」が春樹さんの物語のように感じられそうで怖いのだ。

また、魅力については、詳しく。
by hyuri07 | 2005-11-15 02:15 | 文学


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