冬休みに山本文緒の『シュガーレス・ラブ』と『眠れるラプンツェル』を読んだ。
前に『恋愛中毒』『プラナリア』を読んだ。
恋愛小説をずぶずぶと読むのが趣味なのかもしれないと気づいた。
山田詠美さんとか山本文緒さんとかの、一見して恋愛ものだとわかる小説を、ときどき図書館や古本屋に行って手に取り、熱中して読んでしまう。
山本文緒さんの作品にはあまり何もしない主人公がよく出てくる気がする。
仕事を休職中とか、主婦とか。
よしもとばななさんにとって「商売をする家の子」がリアルであるように、
山本さんにとってはそういう何もしないという感じがリアルなのだろうかと思った。