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F1ハンガリーGP。

うれしいな・・・。

バトンはデビューしてもう7年目になっていたそうだ。とすれば、私がF1を見始めて7年。バトンの応援を始めて7年。7年、応援し続けてよかった。デビューの年にポイントを獲得するも、ベネトンに移籍したころはなかなか上位を走れず、苦しい時間も続いたね。ホンダに移籍して、ホンダと共に強くなって、表彰台にあがったり二位をとったりしたときは本当にうれしかった。でも優勝には手が届かず、そのうちコンストラクターズポイントでもホンダは二位から転落した。優勝を手にするのはますます難しい状況になっていた。そんな中で、バトンは今年も健闘していたけれど、うまくいかないレースもしばしばあった。
バトンのデビュー戦を見たのがついこの間のようなのに、もう、七年も経っていたのだ。七年目での初優勝という遅咲き記録。でも応援しているほうは遅いなんてちっとも気づいていなかった。いい感じの年も、うまくいかない年も、ただバトンがいい記録を出せればと応援していた。優勝できないドライバーもたくさんいる中で、ずっと応援してきたドライバーがグランプリに名を刻めたというのは、本当に幸運だと思う。今年、ばたばたして見られないレースも多かったのに、バトンの初優勝は見られたというのも巡りあわせだ。感謝したい気分になる。
レース後の記者会見は少ししか流れなかったけれど、相変わらずの綺麗な英語と端正な顔立ちだった。でも、ようやくたどり着いた嬉しそうな笑顔は、きっとこの先も忘れられない。こちらにとっても、7年越しで見た笑顔なのだ。表彰台の真ん中にいる姿も、トロフィーをもらう姿も、きっと忘れない。イギリス国歌が中継で流れなかったのはかなり残念だったけれど。

イギリス国歌に続いて流れたであろう君が代だけが、日本で中継された。39年ぶりだという。トップの方が男泣きしている姿は泣けた。
テレビの実況の人は「ジャパンパワー」とか「ホンダワークス第三期初」とかばかり言っていて、バトンの初優勝になかなか触れてくれなくてちょっと悲しかった。バトンのお父さんが映ったことで、なんとか触れてくれたけれど。
試合後のインタビューで、ホンダの方々はまず、「バトンがプレゼントしてくれた」ということをおっしゃっていた。バトンのお父さんは、「ホンダの方々に感謝したい」とおっしゃっていた。お互いを讃えあうこの感じが、ホンダを支えているのではないかと思った。ホンダに限ったことではないのかもしれないけれど。この感じが実況にもほしかった、と少し思った。

バトン、おめでとう。
ホンダの皆様、おめでとう。
ファンを、こんなに嬉しい気持ちにさせてくださって、本当にありがとうございます。

ホンダのほうで時間がいっぱいになって、ゲストの浜田雅功さんに話を振る暇もなかった。スーパーアグリの話をする時間もなかった。実力社会。
琢磨は荒れるレースの中で完走した。12位。よくやったなぁ。彼の実力がなければできないことだと思う。本当に、スーパーアグリのエース、ファーストドライバーは今この人しかいない、と思う。
by hyuri07 | 2006-08-07 02:16 | スポーツ観戦。


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