自分が好きってどういうことだろう?
「自分が好き」と、今まで思ったことがない気がする。
かといって、「自分が嫌い」とも思ったことがない。
「自分が嫌」というのは思ったことがある。何かを伝えたいのにうまく言葉が出ないとき、相手を傷つけてしまったとき、そんな自分が嫌になる。
それでも、漢字は同じでも、「嫌い」とは思ったことがないようだ。
何かやらかしてしまったときにも、自分に絶望するほどの気持ちにはなっていなかった気がする。
多分、どんな自分ともつきあっていくと、腹をくくっているようなところがあるのだろう。だから、どんなに自分の醜い面を見せ付けられても、絶望はしない。それでも生きていくことを考える。
でもそこには諦めも混じっているのだろう。
諦めるのではなく、自分の理想へ向かって努力できたなら、「自分が好き」というのに近づくのではないかと思う。