職場の先輩が、今度お茶の免状を貰うという話をしてくださった。
よくわからないが上から一つか二つ目の、かなり高度な免状らしい。
休むこともあるがほぼ週1回、17年、お茶を続けているという。
おそらくうちの課で最も残業の多い、忙しい仕事をされている先輩だ。
趣味を究めるためには、努力が必要だ。
辛いこともしないといけない。
どんなシナリオにしようかと、いろいろ妄想しているときは楽しいけれど、
書くときには集中力がいるし、神経を使う。
体裁を整える手続きもいる。
何かができるようになるためには、練習が必要だ。
うまくできなくても、何度も繰り返さなければならない。
休日も朝から起きて練習に行かなければならない。そのためには前の晩もそれほどは夜更かしできないし、翌日に残るほどのお酒は飲めない。貴重な休みの時間を割くし、お金も使う。平日に練習するとすれば、翌日に備えてゆっくり休む時間を削ることになる。
仕事をしていると、どうやっても辛いことがある。
このうえ休日にまで辛い思いをしたくない、という気持ちも当然だと思う。
趣味を究めている時間には、楽しみとともに辛さや苦労などを伴う。
まったく楽しい瞬間というのはほんの少しかもしれない。
何かを少しだけやってみることは楽しくても、
続けるには忍耐がいる。
趣味を究めても、仕事でのストレスは発散されずに、
さらに辛さを抱え込むかもしれない。
一方、ごろごろしたり、買い物やなんかのお出かけをしたりすれば、
辛いことなしに楽しみに辿り着ける。
仕事でのストレスも発散できるかもしれない。
仕事をしながら趣味を究められるというのは、
実は並大抵のことではないのだと気付いた。
仕事をしながら勉強するというと大変そうだが、
趣味を究めるというのもそうとう大変なことで、
それができる人はわずかで、
できる人というのは賞賛されるのだろう。
「ストレス発散」について後ほどもう少し。