『流星の絆』第1回つづき。

 一方で脚本のくどかんさんらしさも随所で見られた。原作を壊すことなく、新しい設定だと思われる部分(キャンギャルとか漫画喫茶の場面とか)を入れてドラマを沸き立たせる。
 これがくどかんさんオリジナルなら「なぜきょうだいなのか」ではなく「きょうだいをおもしろくする」になっていたのではないかきょうだいもののドラマはもちろん昔から繰り返しある。もはや『ひとつ屋根の下』ではない。『危険なアネキ』とか『ファースト・キス』とか最近もきょうだいドラマはあったけれど、どうもぱっとしない。
くどかんさんが描くきょうだいを見てみたい。3人が部屋で話している場面を見て、きょうだいってなんだかおもしろそうだ、と思ってしまったのだ。3人の背負っている重い背景が邪魔に思えた。それがなくても、3人がそれぞれにくどかんさんがキャラをつけて動かしたら、相当おもしろいドラマになるのではないかと思った。男二人に女一人という設定は今までのドラマを見てもそうないだろう。重いものを背負っていなくても、兄弟に絆はある。
でも今作は違う。3人は重いものを背負っている。
その説明のしかた、第1回の最後に事件の発覚を描く構成はものすごくうまくて、くどかんさんの面目躍如であった。
それでも、新しい設定を入れたりして、くどかんさんはこのドラマで新しい「きょうだい」、「きょうだい」のおもしろさを引き出そうとしているようだ。重い設定の中で、何度も聞いたことがあるような感動話に陥ることなく、それはどこまでおもしろくなるだろうか。
楽しみだ。

「きょうだいもの」の例をもう二つ。
2001年のフジテレビのドラマ『バカ(3)兄弟』。深夜番組にもかかわらず、阿部寛、沢村一樹、伊藤英明の3兄弟は、当時見ていてもものすごく豪華だった。そしていけめんでもコメディセンスのある方ばかりで、安っぽいセットなのにおもしろかった。伊藤さんの次々繰り出すつっこみも印象的だ。
小学館の小学二・三・四年生の学年誌で連載されているマンガ『あさりちゃん』。少女漫画ではトップクラスの巻数を誇る、もうすぐ100巻に届くのではないか。あさりとタタミの姉妹バトルは、時事ねたもとりいれつつ尽きることがない。姉妹で描かれていることもあり、「そこでそっちへいくか!」というケンカへの発展の機微が丁寧に描かれていて、はまるとやめられなくなってしまう。
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by hyuri07 | 2008-10-20 23:58 | テレビ


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