2008年 09月 20日 ( 2 )

ごるごるながれる。

市川準監督が亡くなったそうだ。

池脇千鶴さんのファンである私にとって、市川監督は15歳のちぃちゃんをデビューさせてくれた監督でもある。
ちぃちゃんが30歳になっても女優を続けていたら、またちぃちゃんの映画を撮りたい、とおっしゃっていた監督。
ちぃちゃんは女優を続け、ステップアップを重ねていて、どうやらこの映画が現実味を帯びてきた、と楽しみにしていた。

でも、もう、見られない。
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by hyuri07 | 2008-09-20 09:48 | そのほか。

自分を棚にあげてみる。

漫画『イキガミ』と星新一さんの「生活維持省」について。

私は『イキガミ』は読んでいないですが、映画の予告編を見た限りでは「生活維持省」と似た、ほとんど同様の設定だと思い、『イキガミ』を見たいとは思いませんでした。

確かに、原作者も担当者も、「生活維持省」を読んでいなかったかもしれない。
でも、この企画が世に出る前には、雑誌のほかの編集者や編集長やなんかが、必ず目を通すはず。
その人たちが誰も、星新一さんの初期名作である「生活維持省」を読んでいなかったとすれば、それはそれで編集部として恥ずべきことだと思う。
もしかしたら誰かは読んでいたかもしれない。そして、似ていると思ったかもしれない。それでも、この企画は当たると思って、そのまま世に出してしまったのではないか。黙っていれば、同じような作品が過去にもあったと気付く人はそういないだろうと思ったのではないか。盗作とはいえないし、法的には責められないかもしれないけれど、星さんの娘さんが問いたいのはそのあたりのモラルなのではないか。
当たるかもしれないけれど企画を取りやめる、もしくは似ていると気付いた時点で、星さんの側に連絡し、対応を協議するべきではなかったのか。

真似したつもりでなくても、結果的に真似になってしまえば、悔しいけれど後から考えたほうの負けだ。
学生のとき、必死で考え、教授にもちょっと褒められた研究が、後から調べたらある学者の研究と酷似していた。修士論文ではその部分は大幅カットになり、学者の研究を引用する形になった。やりきれなかった。でもそういうものなんだと思う。

「生活維持省」を読み、『イキガミ』を読んでいない立場より。
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by hyuri07 | 2008-09-20 09:21 | 文学