カテゴリ:タイガー&ドラゴン( 5 )

子は鎹。

あぁ、終わっちゃったなあ。

終わってしまったな。

最終回がとびぬけてよかった、ということではなくて。
引き合わせ方なんかは、すっきりとしていた。
望んでいた結末へ動いた。

もとの落語の話をわかっていたほうが楽しめる、と「饅頭怖い」のときに気づいたので、今回も先に読んだ。初めて、一パターンだけでなく、三人分、三パターンのものを読んだ。
父が昔買った『古典落語』(神津要編)のうち二冊を借りて下宿に持ってきたのですが、その中にはなかった。今日の夕方、図書館で探す。「子は鎹」という題では見つからなくて、インターネットで「子別れ」の下の部分だと知り、「子別れ」「子宝」、上中下さまざまな組み合わせを読む。
気合を入れてしまった。

もちろん、泣けてしまう。
前半から泣きそうになっていたけれど、どっと泣けたのは師匠が、彼を迎えにいけなかった訳がわかったところ。

でも、最終回だからと気負ったこちらの心の上のほうを吹いていく風のように、タイガー&ドラゴンは、終わった。

落語が、現代の話になるとは、思わなかった。
でもいつも、話は絡んで、おもしろかった。
やくざと、噺家。
やくざを一方的な悪者にすることなく、
若者は自分の生き方を考えていた。
もう一人の若者も、考えていた。
殺しさえ、出てきた。
いつもおもしろくて、笑わされて、気づきにくかったけれど、振り返ってみれば、根底を流れる深いテーマがあったのかもしれない。
気づきにくいからこそ、「ニート」だって笑わせる道具になっていたのだ。若者に生き方を反省させるようなものには、ならなかったのだ。

蒼井優ちゃんは今まで大人っぽい役ばかり見てきたけれど、本当はベビーフェイスで、かわいい人だった。
チビTはじめ、どの人も、魅力的で。

なんだかうまく言えないけれど、
私の中では、今まで見たテレビドラマの中で、ベスト3,4を争うものになっている。
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by hyuri07 | 2005-06-25 00:23 | タイガー&ドラゴン

タイガー&ドラゴン厩火事の回。(ねたばれあり)

竜二が「半年か、三ヶ月か」と言った瞬間、どきっとしてしまった。
思い切り「木更津キャッツアイ」を思い出してしまった。
作者は狙っていたのだろうか。
キャッツの、ぶっさんがそう宣告されるシーンを思い出して、せつなくなってしまった。
漫才のシーンでも泣けた。
一瞬で時が経過したときにもまたキャッツを思い出した。
この一瞬を、キャッツは三ヶ月かけて、さらに映画でやっていたわけで。
私はそれを見たとき、そのあっさりさ加減に、物足りなさを感じた。そこが大切なところなのに、と思った。
でも脚本のくどかんさんは、そこの大切さは重々承知しているわけで。三か月分と映画の分の脚本をずっと書いているのだから、当たり前だ。
それを知りながらその部分をばっさり切ったのだ。
キャッツで一度書いたことだから、という部分もあるだろう。しかしそれだけではないはず。
このドラマの中での効果を考えてとばしたのだろう。
それができるって、・・・すごい。
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by hyuri07 | 2005-05-13 23:10 | タイガー&ドラゴン

td2。

 まず、前回よりもわかりやすい、と思った。
 なぜ、わかりやすいと思ったのだろうか。前回のはビデオでもう一回見てようやく理解したという感じだ。古典落語と現代の話のひっかけかたが前回よりもわかりやすかったということもあるだろう。しかしそれだけではないような気がする。古典落語の話そのものがわかりやすかったせいなのか、知っていたからか、どん兵衛さんの落語を一度聞いたら、古典のほうの話とおちをすっとつかむことができた。だから後半の現代の話もよくわかったのではないだろうかと思う。
 「饅頭怖い」は小学校高学年のころに、子どもに話をする会みたいなものに入っている先生が話してくださったのを覚えている。私はとてもとても笑った。私だけでなく百人くらいのその場の子どもたちに大うけだった。その後、「寿限無」を話してくださったときにも大笑いし、そのことを家で話したら、父が「寿限無」の載っている落語の本を出してきてくれた。その中に「饅頭怖い」も入っていて、あれも落語だったんだ、と思ったのを覚えている。そんなわけで「饅頭怖い」は、私が筋を知っている数少ない古典落語の一つだった。
前回は、芝浜の話やおちを初めて聞いたので、まず頭の回転の遅い私は一回聞いただけではおちをよく理解できていなかった。現代の話のパートに入っても、元の「芝浜」がどんな話だったか、うっすらとしか覚えていないために、どう対応しているのか、どこをどう変えているのかがはっきりわからず、100%楽しみきれなかったのではないかと思う。
 他のブログに書かれていたことを見て検証したことなのだが、確かにこのドラマ、古典を知っているとより楽しめるようだ。特に、一度聞いただけでは落語のおちがどういうことかわからないというときがある、という私と同じような方はそれがいいのかもしれない。事前に知っていれば、何度も聞いたり読んだりすることで、ああそういうことか、と話が腑に落ちてから見ることができる。現代の話のパートも、そういうことかと、より腑に落ちるだろう。古典のほうが腑に落ちていないと、前回の私のように、現代のほうもよくわからない、ということになりかねない。
また今回の私の場合、「饅頭怖い」は子どものころ大うけした体験と共に覚えているので、一つ一つの筋まで、ほとんど身につくくらいになっていたようだ。だから現代の話のパートでも、頭のどこかで勝手に古典のほうも浮かび、二つがだぶり、二重奏を始める。そうなるとやはりおもしろいのだ。その日初めて聞いた話だと、「どうだったっけ?」と、古典のほうを思い出すのにどうしても時間がかかってしまう。
ただしそれは、このドラマを初めて見たときから、このドラマの持っているおもしろさを最大限に感じたい、という人の場合である。古典を知らなくて最初はよくわからない部分があっても、私のようにビデオでもう一度見直したら、古典も意味がわかるようになってくるし、現代の話もよりおもしろくなってくる。そういう意味では、何度見ても楽しめる、二度目はより楽しめる、スルメドラマともいえる。くどかんさんの作品は今までもそういうものが多かった。
 落語と絡めるのだから、話をとにかくおもしろいほうに発展させればいいというわけではない。制約がある。でもきっとくどかんさんならその制約があるからこそおもしろくしてくださると思う。きっと、もっと。まだまだ期待しています。
 最後に、メグミになぜあんなにたくさんの人々が惚れるのか、女としてはよくわからない部分もあるのですが、どうも男子にとってはああいう子が有無を言わさずいいらしい、という考え方をすることにしています。…ああいう子がいいのですね。
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by hyuri07 | 2005-04-23 17:24 | タイガー&ドラゴン

おり。

 「ほぼ日刊イトイ新聞」で毎週「タイガー&ドラゴン」について語るみたいで、「何をいまさら!」とちょっと悔しくなってしまったりして。前から「ほぼ日」内で人気のあったしりあがり寿さんの漫画を映画化した監督(くどうかんくろうさん)が脚本を書いているからか、はたまた「ほぼ日」内で盛り上がっている落語が大幅フィーチャーされているからか。悔しい~!こちらは「木更津キャッツアイ」からくどかんさんの脚本が大好きで、ずっといろいろ見ていて、「タイガー&ドラゴン」だってお正月スペシャルの前からチェックしていて放映された日はかぶりつきで見ていたわけで。でもきっとこの番組を語らせたら私は糸井さんたちにかなわないわけで。悔しい…。
 まず落語に詳しくない、私は。今回の「芝浜」だって初めて聞いたし。糸井さんたちにかなわない。でもくどかんさんもプロデューサーの磯山さんも落語には詳しくなかったらしい。それがちょっと救い。きっと落語を知らない人に向けて書いている部分も多いはず、と。それに正直、「ほぼ日」で何度落語と言われても振り向かなかった私が、今回のを見て、落語、家にある本を読んでみようかなと思ったのだ。それだけの力がある。落語っておもしろいのかなと思う。今はなかなかない、住み込み、師匠や兄弟弟子たちとの家族のような関係。それにひかれる虎児を見ていると、それって魅力的なのかな、と思う。
 今回はスペシャル版ほど、古典落語と実際の話がひっかけきれないというか、ちょっとどう対応するかわかりにくいところはあったと思う。それに対するフォローはあったけれど。この回のそれまでの話とのつながりもちょっと薄かった。きっとくどかんさんも、楽しみつつも苦労しているのじゃないかなあ。でもこれからもそんな感じになっていくのかな。
 蒼井優ちゃんはベビーフェイスでかわいい。そしてコメディーの演技もしてたね。
 なんだかわけがわからなくなってきた。やっぱり、詳しくは「ほぼ日」に任せよう。でちょっと落語を読んでみようかな。聞こうとしないところがひねくれものです。
 
 
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by hyuri07 | 2005-04-16 00:00 | タイガー&ドラゴン

猫と竜。

「タイガー&ドラゴン」を見る。
なかなかおもしろかった。落語ねぇ。
個人的にはこういう、ばかばかしいこともやる岡田くんが好きです。
この正月ドラマではひっぱりだこですね。
「末っ子長男姉三人」なんかの、穏やかな人や大人の役もいいけれど、かっこいいだけに、はまりすぎて、そういう役が続いている気がします。
「木更津キャッツアイ」で彼を好きになった者としては、ちょっと物足りない。今回のような、パワー溢れる若者役もたくさん見たいです!!

でも、これだけイメージの違う役なのに、どちらにも何の違和感もない…。すごい。
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by hyuri07 | 2005-01-10 01:26 | タイガー&ドラゴン