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『忘れられた日本の文化―撮りつづけて三〇年―』姫田忠義。

「民俗学」というものを、なんとなく苦手にしていた。「民俗学」のためには土地の方を、研究対象として、自分と違うものとして客観的に見なければならない。同じ人間なのに。たまたまそこにいるだけなのに。
そういうイメージとはちょっと違うようだった。この作者の姫田さんは、もっと土地の方に密着しているようだった。土地の方と仲良くなっていた。猿回しの復活に尽力された宮本常一さんなども、研究対象とするだけでなく、そこに自らかかわり参加していたようだ。
そういうものだったから、こちらも最後まで興味深く読めた。
地域の方とのつながりが重要だということを、改めて思った。
文体も読者をひきつけるものになっているのではないか。ひらがなや句読点が多いところには、土地の方に密着する、作者の活動の泥臭いイメージが表れているようにも見える。

それでもやはり、姫田さんはプロなのだろうと思う。一つの作品を仕上げて、次へ移れる。
前の作品の方ともお付き合いをされているのだろうけれど、前と同じ頻度ではない。完全にその土地の人になりきれるわけではない。
その土地の人になりきることではない自分の使命を信じているのかもしれない。

自分の使命。そんなのいつ辿り着けるのだろう。予想もつかない。
でも、辿り着くのが目的じゃない。
今自分にできることを、ひとつずつ、するだけ。
それができたなら、辿り着けなくてもきっと悲しくはないだろう。


標題の文献(岩波ブックレットNO.193)を参考としています。
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by hyuri07 | 2007-05-30 23:31 | 文学

みし。

彼女の素顔を知る人はきっと多くないのだろう。そのうち表舞台に立つひとはきわめて少ないのだろう。
でも、彼女の歌は、たくさんの人の心に残っている。
歌を通じて、たくさんの人が彼女を知っている。
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by hyuri07 | 2007-05-29 23:18 | 音楽

はいつづ。

(続き)
最近、うけていない姿を見ることが少なくなった。
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by hyuri07 | 2007-05-29 00:39 | テレビ

チュートリアルの机の並び。

最近、福田さんもおもしろい。
以前は、おもしろいことをしゃべる場面はほとんどすべて徳井さんにふられていたが、このごろは福田さんにふられてもおもしろい。
「ガキつか」での「辛子レンコン」やなんかで、一生懸命やる姿がおもしろいという、新しい面も私たちに見せてくださっている。

You Tubeで探し出した「嗚呼!ニッポンの兄弟」の映像紹介文に、「tutoの真骨頂、ほのぼの旅ロケ」というようなことが書いてあった。ははぁ、なるほど、と思った。
徳井さんの想像力、予想もつかないものをつなげるおかしさ、それらを活かせる漫才やバラエティー番組などが、チュートリアルのおもしろさを引き出すと思う。しかしチュートリアルのお二人はそれだけでない、いろいろな顔、いろいろなよさを持っているのだろう。それって凄いことだ。
ロケに出たチュートリアルのお二人は、多くの方々に好かれている。目立とうとぎらぎらしていない。素人の方の物語の力が強ければ、あまりしゃべらなかったりもする。子どもにも好かれる。これは子どもと一緒のロケを長いことやっている中でそうなったのかもしれないが。そんなとき、徳井さんがバラエティー番組や「ヨギータ」のコントなどでよくしゃべる「エロス」は、さっぱり出てこない。
(続く)
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by hyuri07 | 2007-05-27 23:46 | テレビ

ヒーローは着水式に。

(5月11日の続き)
 いや、内容の問題だけではないかもしれない。私の場合、文体が気に入らないと、内容が好きでも最後まで読み切れなかったり、内容とは別にもやもやが残ったりする。私にとってはたとえば島村理生『リトル・バイ・リトル』がそうだった。句読点の打ち方が気に入らなくて、読んでいる間中ずっといらいらしていた。それでも最後まで読んだのは、「内容」は結構気に入っていたからなのかもしれない。

 文体、書き方で、内容が伝わりやすくなったり伝わりにくくなったりすることもある。初めて読んだ吉本隆明さんの本『超恋愛論』は、文体がとてもさっぱりとしていて驚いた。多少込み入った話にもなっているはずなのだが、ついていくことができているように感じた。見出し、小見出しなどがたくさんあって、それまでの復習をすることもできた。

 もっといい文章を。どんなに正式であろうとも、わかりやすくすることはできるはず。詩的であることとわかりやすいことが両立することもできるはず。自分なりの美しさを目指して。

 
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by hyuri07 | 2007-05-25 22:07 | 文学

くらしてゆこう。

信号で立ち止まるひと
スーパーの袋に直に苺入れ持つ
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by hyuri07 | 2007-05-23 23:15 | 川柳・俳句・短歌

aiko「キラキラ」をさらに別角度から聞く。

「帰ってきたら話そう」というのは、裏を返せば、遠くにいたら言えないということだ。
電話もメールもあるのに、それらではだめで、顔を見ないと言えないのだ。
その言えないことというのは、今後の生活に直接かかわるようなことではない。ペットが死んでしまったり、深爪したり、シルバーリングが黒くなるような失敗だったり。でも、電話やメールでは、言えることが限られてしまって、そういう一見どうでもいいようなことを、伝えなくなってしまうのかもしれない。
でも実は、そういう一見どうでもいいことの積み重ねが、二人の歴史を作っていくのかもしれない。そう考えると、今言えないで帰りを待っている主人公は、結構辛い状況にあるのかもしれない。
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by hyuri07 | 2007-05-23 00:26 | 音楽

むさくるしい岡っ引き。

文章は、雰囲気だけじゃ楽しめない。

市川拓司さんの文体が好きだ。柔らかい語り口と確かな日本語。
でも彼の作品が好きかと言われると、あっさりうなずくことができない。好きな作品もある。『いま、会いにゆきます』や『琥珀の中に』など、いいなと思った。でも、どうもなじめない作品もある。

音楽は、雰囲気で楽しめるほうだ。
ラジオで一曲聞いて、そのテイストが好きなら、アルバムを一枚聞いてもそれほど外れない。それほど自分に訴えかけてこない曲ももちろんあるが、それでさえ、テイストは好きだから耳に心地よい。

文章はどうもそうではないらしい。
いくら心地よい文章でも、あまり好きでないと思うことがある。
内容の問題だ。

なんて!高度なのだ!

人がいいと言っても、自分が好きかどうかはわからない。
音楽は自分で、ラジオで一部聞いて試すことができる。それで好きかどうかがわかる。
小説は結末まで読まないと、おもしろいのかどうかわからない。
図書館に立って、どれを選べばいいのか途方に暮れる。

映画はどうなのだろう。これはまたいつか考えることにして。

小説を読むということは、いちいち、未知の領域に足を踏み込むことなのだろう。
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by hyuri07 | 2007-05-21 22:18 | 文学

ながくながく。

君は夜空
何をも包む深い黒。
底ない神秘
一筋の月。
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by hyuri07 | 2007-05-21 21:43 | 川柳・俳句・短歌

小玉の向かう先。

安達祐美さんと安部なつみさんを続けてテレビで見た。
二人に共通して言われていたのが「大人の女に変化した」というようなことだった。

25歳になったら大人の女なのか。

確かに、世間はそう見るかもしれない。

若いころから社会に出ていたら、イメージを変えることが必要なのかもしれない。

大人として行動しなければならないときもあるだろう。
でも、皆が「大人の女」という言葉の持つ画一的なイメージを目指さなければならないわけではないのではないか、と思う。

「大人の女」という言葉でくくられるような人間になりたい、とはあまり思わない。
子どもと大人、男と女というような二者択一ではなくて、
もっと多様な選択方法から、自分にとっての理想のバランスを追い求めたい。

何が理想なのかというのはまだ全然わからないけれど。
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by hyuri07 | 2007-05-19 04:52 | そのほか。