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cutman-booche「Permanents」。

なんて、振り幅が広いのだ。

英語詞から、日本語詞まで。
感情をのせた声から、ブルースの効いた声から、甘いウィスパーまで。
4曲目、長い、甘く切ないイントロ(とりわけ、ギターのチョーキングが甘い調べで、どきどきしてしまう)から、ABCDでは足りないくらい、ときにフォルテで、ときにほんの少しの楽器だけで、いろいろに展開していく。長くても単調にならない。

楽器の音だけを聞くと、ふわんとしたゆるい音の部分も多い。しかし、ボーカルはちょっと苦しげに、辛い感情をものせて歌う。決してふわふわとはしていない。そんな組み合わせ、そんなバンドはなかなかない。そう思っていたら、ゆるく甘いボーカルの曲もある。ゆるい感じで聞ける曲もある。どちらもできるバンドはますますほかにない。

ちょっとしたイントロや間奏のフレーズにも、きちんと考えられたかっこいいものが随所にある。
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by hyuri07 | 2008-07-31 23:46 | 音楽

Maceo Parker"Shake everything you've got"。

「好きなサックスプレーヤーは?」と聞かれても心から答えることができなかった。他の人よりは好きかなあと思ったプレイヤーを好きだということにして、人の話についていこうとしていた。
ネットでこの人のプレイを聞いたとき、あ、やっと見つかった、と思った。
ジャズサークルでサックスを始めてから四年近く、
ジャズのバンドをやらなくなってから二年近くが経っていた。

熱いサックス。「ファンク」というジャンルらしいけれど、そこには私の思うロックスピリットも詰まっているような気がする。
いくらかのジャズで出会う、ひょうひょうとした感じやのらりくらりとした感じが、苦手だった。かといって、ポップスやクラシックに近づくようなものにものめりこめなかった。ずっとロックが好きだったけれど、それをアルトサックスでどう表現していいかわからなかった。
彼のサックスには、そのヒントがある。熱い演奏、かっこよく作り上げていくメロディやアドリブ。そういう作り上げ方をすれば、のらりくらりとしない。

人と意見を交わしつつも、
自分の感覚を、思ったことを、信じて。
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by hyuri07 | 2008-07-30 23:44 | 音楽

『k.m.p.の金もーけプロジェクト』。(メディアファクトリー・2000年)

いろいろな本を立ち読みしてしまった帰り道、思い出したのはこの本だった。

お二人は真面目で、誘惑に負けたりしない。だからこそ、すきなことを仕事にできているのではないかと思う。一仕事終わったあと、喫茶店で2時間反省会をする。並の人なら、打ち上げに直行したくなるだろうが、お二人にとってはその反省会が苦痛ではない。すきなことをもっとよくするために、もっともうけるために必要なことを、逃さずやることができる。
そして、お二人も書いていらっしゃるように、一人より二人のほうが、誘惑に強いような気がする。お二人は「プロジェクト」が続きやすい形を、意識的にか自然にか、選んでいたのだ。

まあ、誘惑に負けたらきっと別の花開き方をするのだろうと思う。「プチクリ」に関係するのではないか。
彼女らは「プチ」でない「クリエイター」であるような気がする。
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by hyuri07 | 2008-07-30 01:19 | 文学

今日の試聴。

MASS OF THE FERMENTING DREGS「ハイライト」
ちゃんとロックな音だけど、女性ボーカルは素直に伸びる感じの声。そして、声もメロディーもコードも、ちょっとせつない。
これは、好きかも。
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by hyuri07 | 2008-07-28 23:47 | 音楽

語りたくなるサウンド。(ASIAN KUNG-FU GENERATION『ワールド ワールド ワールド』。)

音がむやみに激しいだけでは、うまく爆発しない。あの圧倒的にかっこいいサウンドだからこそ、気持ちをきれいに弾けさせることができる。酸素の中で燃えるスチールウールのように、ぱちんぱちんときれいな火花を立てて燃えるのだ。そして火がおさまったときには、スチールウールは奥のほうまですっかり黒い酸化鉄になっている。彼らの音楽が、弾けさせるべき気持ちをすべて弾け切らせるのだ。
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by hyuri07 | 2008-07-28 23:39 | 音楽

今年の27時間テレビ。

さんまさんがいたら、おもしろかった。

どうにもゆるい雰囲気のただよう「列島カーペット」は、そのゆるさが逆におもしろかった。
でもあんなに笑えたのは、
さんまさんが、審査員に対して「甘い!」とつっこんでいたからかもしれない。

「今夜も眠れない」を楽しみにしていたのに、10位を見たところで寝てしまった・・・。
起きたら、ワッキーが追いかけられていた。事件を確認できず。
ちゃんと録画しておけばよかった。

BEGINさんの歌に、感動した後で、ベテランの力を感じた。
全国ネットの生放送で、ほとんど本番一発で、クオリティ高い演奏をする。
時間のない中で、リクエストされた言葉を入れて、その言葉や番組のメッセージが素直に伝わる、そして皆が素直に聞けるような曲を作る。
力があるミュージシャンがあの場で、自分たちのかっこよさを出すような曲や演奏をすることもありえたはずだ。ミュージシャンの立場ならそれも無理ないと思う。だけどBEGINさんはそうではなくて、さんまさんや番組をリスペクトして、それに寄り添った曲を作っていた。自分たちがいちばん前に出るのではなく、さんまさんや番組をおしあげていた。
だから、あんなに感動したのだと思う。
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by hyuri07 | 2008-07-27 23:54 | テレビ

LIFE。

よく、死にたくなる。
でも、生きてる。

五日働いたら休みが来る。
毎日がカウントダウン。
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by hyuri07 | 2008-07-26 23:30 | そのほか。

しみゅしみゅ。

たとえば、いつも型破りなイメージのミュージシャンがお酒を飲んで寝ても皆おもしろがるかもしれないし、怒らないかもしれない。それは見に来る人がそのミュージシャンに型破りなことを期待しているからだ。
なぜ曽我部さんが酒を飲んで寝て怒ったかというと、見に来る人がそれを期待していなかったからだ。
でも曽我部さんは、自分には型破りな面もあるのだと言っている。それがないとミュージシャンを続けていけない、曲もかけないし歌えないと言っている。
「いい子」の曽我部さんだけじゃあの曲たちは聴けない。
そう思うと、いつも100%コンディションのライブを期待するというのは曽我部さんに対する勝手な期待、思い込みによる過大な期待のような気がする。
私たちがこれからも曽我部さんの音楽を聴くために、いろいろな曽我部さんのライブに出会うことになるのだと思う。そう思えば、一方的な期待は少し解けてくるのではないだろうか。

思えば街を訪れライブで客を沸かせて次の街へと去っていくそかばんを「ギャングのよう」と表現した人もいた。でもよく考えたら、ギャングであるわりに生活は忙しい。スケジュールや団体行動のマナーに従える人でなければその生活についていけない。

破綻したくなる気持ちはわかる気がする。私にもある。
私には土日や有給があるからやっていけるのだ。

私自身は、いろいろな曽我部さんに会う覚悟ができた。
そしていろいろな曽我部さんに会うのが楽しみにもなった。
それは曽我部さんだけでなくほかのいくらかのミュージシャンにも言えることなのかもしれない。

+++

BBSや日記ですぐに何か書かなければならなかったなんてことは、ないと思う。
ミュージシャンが意見を発表する場がネット上でなければならないなんてことはない。他にも手段がある。曽我部さんは、顔を合わせて話すのがいちばんいいと思ったから、それまで何も話さなかったのだと思う。
顔を合わせていたお客さんが満足しなかったことに対して「「本当にごめん!」」と思う曽我部さんの気持ちを聞いて、ちょっとほっとした。それでも、曽我部さんは、ロックミュージシャンとして、自分のスタンスを曲げない。
そういう曽我部さんの気持ちが理解できる気がするし、ついていきたいと思う。
それは自分がいくらでもスタンスを曲げてしまいそうになるからかもしれない。

CDは曲を聴くけれど、ライブはそこにいる空間を感じる。その人抜きでは空間は成り立たないんだ。
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by hyuri07 | 2008-07-25 22:59 | バンド

寒がりより暑がりのほうが若い気がする。
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by hyuri07 | 2008-07-24 12:21

どんどんの音。

福山雅治さんの新曲「HIGHER STAGE」を聞く。
北京オリンピック放送のテーマ曲にもなる曲。曲のテーマには「オリンピックからもらった感動」も入っているそうだ。
その曲で、「そこにはどんな風が吹いているか ただ知りたかったんだ」と歌われているのが心に止まった。

オリンピックに出場する選手の皆様は、なぜ、競技を続けていらっしゃるのか。
競技を続けることで、人に心理的・金銭的負担をかけることもある。
福山さんは「選手の皆さんがどう考えているか実際のところはわからない。でも想像することはできる」というようなことをおっしゃっていた。

私も選手ではなく、スポーツに打ち込んだ経験もなく、選手の皆さんがどう考えているかはわからない。
でも私も、直接人の役に立ったりお金を稼いだりできないようなことに熱量を注いだ経験はある。なぜ私は書き続けているのか?
考えていると、ひとつ前の記事でも出てきたことにいきつく。自分の思ったこと、感じたことを表現して、人に伝えたい。人の心に届く文章を書きたい。私が勝負するべき場所はそこだと思うから、人生においてそれができるようになりたいから、お金にならなくても直接人の役に立たなくても、続けて磨いていきたい。
でも、福山さんの言うような気持ちもあるのだろうな、と思った。10年書き続けたら、そこにはどんな景色が待っているのだろう?

自分の勝負すべき場所で、自分を磨きぬきたい。目標とするところまで行きたい。
そんな気持ちなら、なんとなくわかる。
その先は、それがかなえられたところからしか見えない。
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by hyuri07 | 2008-07-23 00:17 | 音楽