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三浦しをん『風が強く吹いている』。

ただの青春じゃ、ない。

爽やかの極みのような青春小説だったらつまらないだろうな、と思ったのだ。でもそうじゃなかった。
現実にはありえないのかもしれないが、「もしかしたらあるかもしれない」と思わせる。それはたとえば箱根でシード権獲得を目標にするあたり。優勝と言わないところに、ぎりぎりのところでリアルに思わせようとする作者の配慮がうかがえる。結末、彼らの卒業後の姿も腑に落ちた。

特に何もしていない生活を送っていたら、強制的に目標を与えられるとやる気になるというのはありえることなのだろうとも思わされた。彼らが明確にほかの目標ややりたいことを持っていたら、走るという目標を勝手に与えられたら嫌だと思うのだろう。私なら、それで楽器の練習をする時間が少なくなってしまうのは耐えられない、と思う。資格試験の勉強をしていたりしても難しいだろう。でももしかしたら、楽器と走ることと両方をやることもできるのかもしれない。
とりあえず彼らの場合は、走ることで自分の本当にやりたいことを諦めざるを得なかった、という状況には追い込まれていないようで、ほっとする。箱根に出た後なら就職活動も進んだだろうし。
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by hyuri07 | 2010-04-29 02:10 | 文学

SokabeKeiichiShow曽我部恵一との10分間。(Ustream)の2。

昨日アルバムの曲順から外れて「Dead Flowers」をやったのは、今日サニーデイでこの曲をやるためか。

曽我部さんの曲には、夜や真夜中を書いたものがたくさんある。それを夜中に聞くというのは、ライブでもなかなかできないことだ。
しかもライブというのは非日常の空間だ。でもこのShowでは、日常の真夜中の空間の中で、生で曲を聞くことができる。
そしてテレビやラジオと違うのは、発信する側も日常に近い空間にいるということだ。今日はバンドセットで、田中さんはるしげさんは緊張されていたとのことだが、それでもリハーサルスタジオから。曽我部さん一人だと、自宅とかオフィスとかから。毎日歌うことを決めるというところからも、曽我部さんにとって歌がかなり日常の中にあるものではないかということがわかる。

真夜中に、日常に近い空間から日常の空間へ、ダイレクトに届けられる歌。
そんなことされたことがない。
贅沢に思えてしまう。
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by hyuri07 | 2010-04-28 00:53 | 音楽

SokabeKeiichiShow曽我部恵一との10分間。(Ustream)

なんて、贅沢な。

音は、よくない。むしろ悪い。曽我部さんが「明日マイクを買ってこようかと」と言っているくらいだ。
だけど曽我部さんがギターを手にしてぽろろんと弾き始めると、それはもう、まぎれもなく曽我部さんの音なのだ。iphoneから、ちゃんと伝わってくるのだ。
音から、そして表情から、そういう音環境でも、曽我部さんが心を込めて歌ってくれるのがわかる。
ひげを生やしたラフな姿。それをありのまま見せられるのは、ここではとにかく歌を届けたいと思っているからだ。この姿から歌が伝わると自信があるからだ。
それが生中継。それが毎晩。

ただ、10分間だけなので、気をつけないと聞き逃してしまう。お気をつけて。
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by hyuri07 | 2010-04-27 01:18 | 音楽

井沢元彦『点と点が線になる 日本史集中講義』(祥伝社2007)。

彼は、怒っているなあ。

読みやすかった。ですます調の語り口で進めていく。前の部署で学んだ歴史に関するほんの少しの知識のおかげで、より読みやすかったような気がする。
それでも、全部をそのまま信じるような読み方はしまいと心がけた。それは筆者の、日本史の教科書の読み方と似た姿勢ともいえるかもしれない。

とはいえ私には、「なんだか論の進め方が強引な気がするなー」という程度しかわからないのだけれど、それでも、確かに感じたことは。

たとえば第1章の聖徳太子の話について、十七条の憲法の原文をもってきて解釈しなおすというのはとてもわかりやすい。そして神話にも同じような考え方があるというのもわかる。
でもそこで導かれる結論としては、神話にみられる考え方に聖徳太子が影響されているということになるのではないだろうか?そのことは、一読してわかるようにはっきりとは書かれていない。かわりに、今の日本史の教科書からはこのようなことはわからないということが書かれている。
ここで述べられているのはこの影響関係なのだからそれを書けばいいのに、直接は関係ない日本史の教科書の話が出てきてしまうのだ。
ほかの章でも似たような印象を受けた。せっかく、日本人に「話し合い」の精神が受け継がれているということが、段階を踏んで示されようとしているのだから、それを中心にすえた作品にすればよかったのではないかなあ、と思うのだ。教科書の問題という別の話を持ってこなくてもいいのにと。確かにそれは「話し合い」の精神ともかかわりがあることなのだろうと思うが、それなら最後にまとめて付け加えればいい。

メインとなる話は、ちゃんと筋が押さえられて、なるほどと思ったりするのに。なんだか、もったいない。
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by hyuri07 | 2010-04-26 01:13 | 文学

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言わなきゃ伝わらない。
でも、言ったって伝わるとは限らない。

言い方もよくよく考えなければ。
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by hyuri07 | 2010-04-22 01:39

やまにこるぐ。

心で思っていても、忘れられていると相手に思われることも、よくあるのだろう。

「思っているよ」と伝えないと、伝わらない。
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by hyuri07 | 2010-04-21 02:27 | そのほか。

サニーデイ・サービス『本日は晴天なり』。

それは確かに、サニーデイのアルバムだった。

出だしの音が和かだった。曽我部さんの声は、そかばんともランデヴーバンドともソロとも違った。
ロッキンオンの兵庫さんが『サニーデイ・サービス』の続きのようなアルバム、と言っていたのが頭に残っていた。きっと、サニーデイの音がするのだろうと思っていた。それは確かだった。音のトーンが揃えられているというのもあるのだろう。でもそれだけじゃない。音が奏でる心が、やっぱりサニーデイの心なのだ。歌詞をよく聞かなくとも、それが伝わる。自分のことを、自分の心をよく見て。周りをよく見て。曽我部さんの中にはこういう扉があって、それはサニーデイでしか開かないのだ。
それでも、前とまったく同じという感じではない。そこにあるのはどこか違う景色のように思う。前のサニーデイよりも少しだけはっきりしているというか、きっぱりしているというか、そんな景色のように聞こえる。自分の心を
周りをよく見る、繊細な感じは変わらない。それでも、きっぱり言えることが増えているように感じる。
それから、春が似合う、というのは『LOVE ALBUM』でも感じたのだけれど、このアルバムはさらに、タイトルのとおり晴れた日が似合うような気がする。曽我部さんの曲には夜、真夜中、夜明け、朝、なんかを感じさせるものが多い。(曽我部さんの歌詞は分析しがいがあるだろうな、と思う。どなたか論文にどうでしょう?)このアルバムでも9曲目「Poetic Light-まよなか」のように、真夜中の曲もある。しかしその他の曲では、昼間を感じさせるものがとても多いように感じるのだ。昼は明るいだけではない。8曲目「Dead Flowers」では「晴れた日にぼくら別れる」。よく晴れた真昼のきれいな寂しさだからこそ深い。
続きなのかはよくわからない。でも確かに、前にいた場所に戻ったわけではない。そこから先へ進んでいる。それでも、サニーデイだ。曽我部さんはほんとうに、そういうアルバムを作りたかったのだと思う。

9曲目の「みんなひとりで」というのは曽我部さんが繰り返すテーマだ。
10曲目「だれも知らなかった朝に」を聞いて、見える世界がちょっと変わった気がした。

3人なりのペースでこれからも、曽我部さんの扉を開いて、進んでいくのかな。
と思う一方で、壊れたっていいから、3人のやりたいことを思う存分やってほしいなあという気もする。
きっと3人なら、この先多少壊れたって、また集まるような気がするのだ。
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by hyuri07 | 2010-04-19 23:22 | 音楽

友達論また。

先輩が奥様に携帯を見られて浮気疑惑をかけられて大喧嘩になって携帯が風呂に水没したと聞かされる。
うまく答えられない自分の小ささを感じる。

でも奥様の悪口は言いたくなかった。だってなんだかんだ言っても先輩は奥様を愛しているのだ。
そう考えたら奥様だって携帯を水没させるくらい先輩を愛しているのだ。愛情の反対は無関心というのはよく言われる話で。
のろけ話を聞かされたのだろうか?
まあ、それならそれでのろけ話は大好きだからいいのだけれど。
一日が終わって家に帰って愛する人にまた会えるなんて、なんて幸せなことだ。

とはいえ明日先輩に会ったら何と言うべきか。答えは出ない。
もしかしたらもう仲直りして本当にのろけ話を聞かされるかもしれない。それもまた、いい。
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by hyuri07 | 2010-04-15 23:11

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寝不足をしない人は立派だ。
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by hyuri07 | 2010-04-14 00:44

たん。

「異動したばかりだから」という言い訳はいつまで有効なのだろうか。
気付けば2週間近く経つ。

そろそろ、ばりばり仕事をしても、いいのかも。
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by hyuri07 | 2010-04-13 00:32 | そのほか。