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『ノルウェイの森』映画。

小説をぎゅ、ぎゅーっと圧縮して、短くしたら、あんな感じになるんだろう。

小説の印象より、恋愛と身体との問題に重きが置かれているように感じたが、一緒に見に行った子はそうは思わなかったらしいので、実際にはそうでもないのかも。ただ私には強く残ったのかもしれない。
びっくりするほど、小説を覚えていた。せりふを聞いていて、あ、この言葉をカットしたな、というところまでわかったのだ。たとえば、ワタナベくんと緑との、緑の家でのやりとり。ショートケーキを窓から投げる話。
「そうしたらどうなるの?」
「愛してあげるの。」
二つ目の緑のせりふ、原作ではこう。
「私、そうしてもらったぶんきちんと相手を愛するの」
私は原作のこのくだりがけっこう好きで、自分の恋人にしゃべったこともあったくらいだった。映画を見て、私は「そうしてもらったぶん」という言葉が特に好きだったんだな、と気付いた。恋人が苦労して買ってきたショートケーキを投げる「ぶん」愛する、というのは、緑のほうにもそうとうの覚悟や責任がなければできない。そこになんだか深く納得していたのだ。その言葉がカットされるというのは考えてもみなかった。でも、それがトラン・アン・ユン監督の見方、解釈なのだな、と思うと、おもしろくなってきた。
仮定法現在と仮定法過去とか、蝶のかたちの髪どめとか、小説はたくさんのディテールを積み重ねてできている。2時間あまりの映画で、そのすべてを盛り込めないのはもっともだ。映画に出てきたものは、監督がどうしても必要だと思ったもの。どれを採用するのかという監督の選択を見るのは楽しかった。小説と違うところがいろいろあっても、べつものという感じがしなかった。この小説はこんな話だ、と監督がつかんだものをもとに、監督の視点によって、ぎゅうと短くされているのだ。
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by hyuri07 | 2010-12-31 02:01 | 映画

きづけば。

迷った時間も、残しておかないと通り過ぎてしまう。
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by hyuri07 | 2010-12-16 02:29 | そのほか。

ずうずう。

私なりに大事にしよう。
二人なりに生きていこう。
好きなことをして、好きなように生きよう。
そのとき、いつも隣にいられたら。
お互いを支えられたら。
そしていつか、同じものを見られたら。
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by hyuri07 | 2010-12-06 00:10 | そのほか。