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大江千里NYトリオ@Jazz Auditoria。

せんりさんかっこよかった…。

目が離せない。なんだかおもしろい。ソロで何度も変拍子に入る。リズムキープをするのがベースしかいないのに。スリリング。でも、崩れない。これまで演奏を重ねてきているせいでもあるし、ベースの方、そして千里さんのリズム感がとてもいいのだろうと思う。
フレーズで難しいことをやっているわけではない。これはサックスもそう。だけど、聞かせる。次々といろんなリズム、強弱が出てきて、千里さんも上下に動いてピアノを弾きながら背中でも全身でも表現している。ずっと、ひきこまれて見てしまう。エンターテイナーなのだと思う。最後に自分でも言っていたけれど関西人の性もあるのだろうか。MCから次の曲にはいるまでの間が短い。楽譜が準備できていなくても、とりあえず一音弾いてしまう。でもだいたいは、曲が終わってMCに入る前に楽譜を準備していた。3人とも。そっちのところをためよう、とちゃんと決めてあるのだ。
お顔を拝見して、思い出した。高校生のころNHK教育のトップランナーという番組が好きで、千里さんがそのMCだった。元バレーボール選手の益子直美さんと。トップランナーは長く続いた番組でMCも途中で何組か交代しているけれど、将来の夢を膨らませていた思春期に見た千里さんと益子さんはやはりとても印象深い。そう言えば私にとって千里さんは心に残る存在だった。だから、NYへジャズの勉強をしにいくと聞いたときは衝撃が大きくて、千里さんに明るい未来がありますようにと祈ったのだった。忘れていた。
千里さんのピアノにはやっぱり今も、うたごころが込められていると思った。アレンジにも驚いた。なんだか普通とはとても違うコードのついた花。それでソロに入ったらわけがわからないのだろうかと思ったけど、そうでもなくてちゃんと花だった。コードがどうなっていたのかはわからなかった。そして日本の曲をジャズアレンジでされたのですが。なぜこんなに美しいアレンジなのだろうと思って、すぐに気付いた。千里さんにとってこの曲は希望なのだ。希望の部分を抽出して、それを真ん中に、全面に出してアレンジしたらこうなったのだ。アレンジするって、ジャズにアレンジするって、こういうことなのか、ここまでやることなんだ。
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by hyuri07 | 2015-05-09 06:00