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時代の歌。

バイトをしていたら突然頭の中に「トレロカモミロ」が流れ出した。
理由は不明。

NHKの「みんなのうた」という番組で流れていた(いる)歌。
知っている方も多いのではないでしょうか。
トレロカモミロは闘牛士だけれど、「ねぼすけ」。
やっと闘牛場に出てきても、そこでまた寝てしまう。
牛が襲い掛かってきたら、牛をベッドにしてまた寝てしまう。
家に帰ってきて検索してみたら、この曲のファンは多いことがわかった。
いろいろな方がこの歌について書いていらっしゃった。

「トレロカモミロ とてもねぼすけ
たたかいよりも ひるねがすき」 (「トレロカモミロ」作詞:マレスカ 作曲:パガーノ 訳詞:阪田寛夫 編曲:立川智也)
バイト中に私の頭の中を離れなかったのは、この一節。
子どものころは、おもしろいなぁとしか考えなかった。
でも今日、前後の歌詞が思い出せないままに、ふと、それが普通なんじゃないかと思った。
昼寝よりも戦いが好きな人なんているんだろうか。
戦いって、皆できるだけ避けたいけれど、やむにやまれず起こってしまったものなのではないかと思っていた。
イラクでの戦争のことを考えた。大量破壊兵器が見つからなかったりして、戦争の「大義」を失ったアメリカのブッシュ大統領は、「民主主義」なんて言葉を持ち出して、それを根付かせるためだった、なんて言っていたりもするらしい。
なんだか、「やむにやまれず」という感じが薄い。あれは、戦いが好きでやっているのだろうか。選挙のことなんかを考えたりして。
失われていくたくさんの命を考えないで。
昼寝より戦いが好きな、ごく一部の人のために、たくさんの人々が、安心して昼寝することもできない日々を過ごしているのだ。

もちろん、「自分との闘い」と考えたり、「その人の仕事」と考えたりすれば、また別の話だと思うし、それはそれでおもしろい話だと思うけれど。あと、シエスタ(午睡)の習慣があるかどうかによっても、捉え方が違ってくると思う。
世界中の人が、お休みの日に、安心して昼寝できるような地球になりますように。
by hyuri07 | 2004-11-19 00:44 | 音楽


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