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Jaco Pastorius『Words of Mouth』『Invitation』。

なんだか、きらきらしている。

気に入って何度も聞いている。ジャズとかフュージョンとかのCDでこんなに気に入ったのは初めてだ。普段は長々としたソロにうんざりしたりするのに、このアルバムは一曲がいくら長くても気にならない。
なぜこんなに気に入ったのだろう、と思ってよくよく聞いてみた。テーマのメロディーが明るくて人をひきつける感じがあって、いいなあ、と思う。「Liberty(Liberty City)」「John and Mary」なんかが特にそうで、「Blackbird」もそういう感じがあるから選ばれたのだと思う。全体の雰囲気も、なんとなく明るい。音が明るくてきらきらしている。スチールパンなんかが入っているせいもあるけれど、それだけじゃない。トランペットなんかの音も、ほかのジャズなんかのCDよりもきれいな気がする。
そこまで考えて、きれいな音のCDにしているのではないか、と思った。プレーヤーの音色の違いもあるだろうけれどそれだけじゃない。録音してCDにするときに、クリアな音を目指してミックスされているような気がする。つぶれたような感じ、かすれたような感じがなくて、すっきりしている。それらはほかの曲では魅力的な要素になるのだが、このCDはそれを選んでいない。
どちらかといえばサックスがばりばり聞こえるところは少なく、トランペットがよく目立つような気がする。それは、そういう音を目指しているからなのかもしれない。そういう音が好きだから、長くても苦にならないのかもしれない。
by hyuri07 | 2009-07-17 00:23 | 音楽


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