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「ハウルの動く城」見てきました。少々ねたばれしています。ごめんなさい。

「ハウルの動く城」を見る。
見る前に賛否両論を聞いていったのですが、
私はおもしろかったです!!
満足して帰りました。

「(いい意味で)深い、難しい」という話も聞いていたのですが、
確かにそうだなぁと思った。
ヨーロッパにおける魔女(魔法使い)の問題、変身の問題、家族の問題、など。
深く分析して研究していってもおもしろそうだなぁ。
私がいちばん感じたのは、正義と悪魔、善と悪は、ころころと入れ替わるということ。
卒論を書くために調べている中で、宮沢賢治の作品に、そのようなことを感じるという論文を読んでいた。だからそう感じたのかもしれない。
「勝てば官軍」なんてのもそういうものか。
正義をふりかざす王権が、人々を傷つける。悪魔が人々を救う。
たぶん、人間は皆、二つの心を持っているんじゃないかなぁ。
それが、賢治の言葉を借りれば「明滅」する、のかなぁ。
賢治は、なんとかして悪の面を抑えようとしていたのかなぁ。なんとなく感じるのだけれど。
by hyuri07 | 2004-12-14 01:58 | そのほか。


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