人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「ハウルの動く城」2(昨日よりさらにネタばれあり。ごめんなさい。)

だめだ・・・。
はまってしまった。「ハウルの動く城」。
最初から一つ一つのシーンを思い出して考えてみたり、
プロデューサーさんなどのインタビューを読み耽ったり。
勉強する時間を完全に侵食しています。
まずいですね。
明日からは、日中はちゃんと勉強しよう。
今日書いたものの中から、一部、載せます。

 「家族の問題」
 「おねえちゃん」という呼び方に、ベティーのソフィーに対する親しみを感じた。ソフィーにとっても、ベティーは、気安く話せる存在なのではないかと思った。姉妹ならではの感じがする。。
 あとから考えると、ベティーと母親の顔がとてもよく似ている。ソフィーはそうでもない。
 そこで、仮説を立ててみた。ソフィーだけが前妻の子どもなのではないだろうか。
 そう考えると、それでもこれだけベティーとソフィーが仲良しで、よかったなぁと思える。二人の、ぱっと見た感じの性質はだいぶ違っていても、仲良しで。ソフィーがまだかなり幼いころに父親は再婚したから、これだけ仲がよいのだろうかとも考えられる。
 母親も、後々(サリバンのものを届けるとき)、ソフィーのことを思う発言をしている。再婚しても、表立ったいじめなどはなく、継母との家庭もけっこううまくいっていたのではないかと思う。
 それでも、後にソフィーは母親を見送った後マルクルに、自分たちは「家族」だと言っている。父を亡くした後、表面上はうまくいっていても、継母やきょうだいを愛していても、疎外感をどこかでずっと感じていたのではないだろうか。ソフィーにとっても、父母と三人で暮らしていたころ以来の、安心できる「家族」だったのではないだろうか。
 マルクルは、流行り病か事故か何かで家族を皆なくし、孤独になったのだが、何かのきっかけで、ハウルと共に住むようになったのではないかと感じた。根拠は「家族だよね?」という言葉しかないですが・・・。マルクルにも、この家のほかに家族はなかったのではないかと思う。
 ハウルは共に住む家族を「守るべきもの」と言っている。家族であって、ソフィーだけではない。

 ハウルの問題など、さらに考察が必要だ。しかし、この映画で、家族の問題がけっこう重要なものとして扱われているのは確かなように感じた。


 原作を読んだら設定などが詳しく書かれているのかもしれませんが、今回の考察では、映画「ハウルの動く城」のみから作品世界を考えることとしました。
by hyuri07 | 2004-12-15 03:06 | そのほか。


<< 「ハウルの動く城」3(ネタばれ... 「ハウルの動く城」見てきました... >>