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池永陽『コンビニ・ララバイ』。

一見、設定を切り口にした実験的な小説のように見えるけれど、
身体という視点が貫かれている。

それも、現代の一般の人から見ればわりとまっとうな主張だ。援助交際をするとその人の何かが減るとか、好き同士なら体の関係がないとおかしいとか。そういうことを正面切って言っている文学作品というのは出会ったことがない。そういう意味では新しいし、他にない。学生のころだったら、レポートが一本書けていただろうなあ。
by hyuri07 | 2010-11-08 01:17 | 文学


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