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パスタの具。

好きなCM。
少し前にやっていた、イオンのCM。
母が夜の食卓で父に話す。「今日ランドセルを見に行ったんだけどね・・・」
店内。母は息子に「どれがいい?」
子どもは一つのランドセルの前に立つ。
母は驚く。「これがいいの?ブルーとかグリーンじゃなくて?」
再び食卓。「オレンジよ、オレンジ。あなたもなにか言ってやってよ」
父「なにか、・・・って?」
再び店内。「好きにしろー」と父。
「うん」と息子。鏡に、オレンジ色のランドセルをしょった姿がうつっている。
「かっこいいぞー、一年生!」と母は息子を上から抱きしめる。

「かっこいいぞー」のせりふを聞くたび、感動して泣きそうになってしまう。
自分が選んだものを認めてもらえるって、子どもにとってなんてうれしいことだろうと思う。
「好きにしろ」という言葉には少し冷たさも感じられるので、「好きなのにしろ」のほうがいいんじゃないかなあとも思った。でもそこからは、子どもの自由と、それに伴う責任を彼に感じさせているということがうかがえる。他の子と違うということで何か言われたとしても、それは自分がその色を選んだからなのだ。彼はその責任を負うことになる。
そのとき、「かっこいいぞ」という言葉は彼の支えになる。他の子が何と言おうと、オレンジはかっこいいと、自分の選択に自信を持ち続けることができる。
学校の先生なら、他の子のランドセルの色もいいと、公平に言わなければならないだろう。彼の選んだ色がいちばんだと言うのは、親や家族の役目なのだろう。
父と母の役割分担も見える。そして両方からの彼への温かい愛も伝わる。彼はいい家庭に育っているなあと思う。私も、こんな言葉をかけられる、温かい人間になりたいなあ。
by hyuri07 | 2005-03-17 19:34 | テレビ


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