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明るい雨。

奥山さんについての記事を書いた後、ベッドに入っても眠れなくて、奥山さんのことばかり思い出されて、涙が流れた。
ふと、奥山さんにもこうやって涙した夜があったのだろうと思った。
お涙頂戴の文章にはしたくないと常々言っていた奥山さん。
書かないだけで、きっと、そんな夜が。
きっと、いつも山形からやってきてサイボーグと言われる動きで奥山さんを支えたお母さんにも。
お父さんにも、弟さんにも、妹さんにも、周りのお友達にも。

少し前に木藤亜也「1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記」を読んだ。
奥山さんの日記をいつも読んでいたから、彼のコンセプトとは違って、この作品は、「涙」という言葉がタイトルに入っている。共感できるかな、と思いながら読み始めた。
でも違った。彼女が涙を流すのは、優しいからだ。自分になにかしてくれる人に感謝して。周りの人の悲しみを悲しんで。相手の気持ちを深く汲むことができるからこそ、涙を流すことができるのだ。
涙は弱い人のもの、というわけでもない、と思った。
by hyuri07 | 2005-04-23 01:21 | そのほか。


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