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湖の底。

(11月8日の続き)
授業では、「ブロンド・ヴィーナス」と「鑓の権三」という映画の例をあげて、男らしい男に妻が取られるという話がされた。
男らしい男、しかも「ブロンド・・・」のほうではかなり資産家の男だった。そういう男に妻が惹かれるというのは、一時の間違いと思うこともできるのかもしれない。
しかし、収入のない男、しかも男らしくもない男に妻が惹かれたとすれば、なかなか一時の間違いとは思いにくいのではないか。
このテーマはわりとあちこちで提示されている気もする。
先日の「恋のから騒ぎ」でも似たことが話されていた。
前々回の「今夜、ひとりのベッドで」で、要潤さん演じる了が恋人を、中年の情けなさそうな顔の男に取られたというのも、衝撃を大きくする話作りになっていたと思う。
by hyuri07 | 2005-11-18 11:57 | 文学


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