(2005年11月28日の続き)
たとえば、ある、朝から晩までばりばり働いている方。きっと傍目にも忙しそうだし、その分お金も稼いでいるのだろう。
しかし家に帰れば休み、休みの日には好きなことをしているかもしれない。
たとえば、ある大学院生。時間が自由に使えて、自由そうに見えるかもしれない。
でも自活するためにアルバイトをしているだろう。かけもちしているかもしれない。
そして残りの時間には研究をしている。
よりよい研究にするためには、あるだけの時間をかけたい。
責任やプレッシャーを別にすれば、彼のほうが忙しいのかもしれない。
しかしよく考えれば、働いている方も、休みの日によりよい仕事をするための何かをしていれば、忙しいかもしれない。主婦の方、働きながら家事もしている方なども、忙しそうだ。
きっと、「休み」といえる時間がとれない、ほとんどない、ずっと、しなければならない何かのことを考えてしまう、考えざるを得ない、という人が、忙しいのだろう。
相手を暇そうだと言う前に、しなければならないことから離れられていないのではないかと、考えてみてあげてほしい。
しなければならないことを考えない時間を作ることができたら、少しは気持ちが楽になるのかもしれない。