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茗荷。

 どうしてもしたいことがあるなら、続けられるかどうか考えないで飛び込むこともありかもしれない。続けられないとあきらめることを、ネガティブと捉える人もいるだろう。
 それはひとつの価値観だし私もわりといいかもと思う。
 でも、どうしてもしたいこと、というのは、私は持たない。
 また、続けられるほうを選ぶことも、その人にとって幸せなことかもしれない。その人にとっては、三年での離職より、ながく働くほうが魅力的なのだ。
 私にとって「続けられるかどうか」ということは、「嫌なことではないか」ということだ。興味ある分野のことなら、厳しいこともできるかもしれない。しかしたとえそのような分野のことだとしても、人に何かを押し付けるようなことはしたくない。それよりは、少しくらい興味ある分野と離れても、確実に人の役に立てることをしていたい。今日どんなにつらくとも、明日もできるか、それが自分の日々の一部に溶け込めるかということでもあるのではないかと思う。私は弱くて頑固な人間で、嫌なことにはなかなか打ち込めない。長く続けられたら、その分、少しずつでもきっと腕は上がっていくのではないかとも思う。何事も遅いし下手な私だから、ただこつこつとやることだけが、腕を上げることにつながるような気もする。
 やっぱりネガティブな人だと思われるかな。
 それでもやはり、続けられるという感触の全くないものを、選びたくない。
by hyuri07 | 2006-03-15 03:50 | そのほか。


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