人気ブログランキング | 話題のタグを見る

建物の中にいたら雨の日でもぬれないよな。

福山雅治「milk tea」は、おとぎ話だと思う。
リアルでは、ない。
でも、きゅんとくる。
自分の気持ちをこんなに綺麗な形にしてもらえたらすごくうれしい。くらりとする。
Mステのときよりハニカミのときのほうがきゅんときた。生歌、ギター一本の良さを見せ付けられた気がする。

きらきらした感じ、ミルクティという言葉からくるとろとろとした黄金のような感じ。
普段、自分がどろどろとしたものも持っているということは自覚しているけれど、この曲のようなきれいなきらきらした部分もある、ということに気づく。歌ってもらっている間は、そちらの部分でいっぱいになって、どろどろを忘れる。
そういう曲がたまにあってもいい。

そういう、リアルでない曲がみなに愛されるためには、質の高いものでなければならないのではないかと思う。milk teaは、声も曲も、それを兼ね備えていると思う。

20代半ばくらいまでの、デビューしてブレイクしたころの福山さんには、できなかったことなのだろうと思う。あぁ、こんなことを言っては失礼なのだけれど。歌もギターも今のほうが格段に上手い。今回の曲も、イントロのギターからつかまれる。私がファンである間に、ボーカリストとしては上手いというくらいだったギターが、ギタリストレベルにまで上がってしまった。だから、ギター一本でも魅せられるのだ。女言葉がこれだけ美しくはまるのも、今だからだと思う。
年月を経るにつれパワーも魅力も増す人は本当にかっこいい、と思う。
by hyuri07 | 2006-05-20 00:14 | 音楽


<< しんみ。 沸騰。 >>