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「Golden Circle Live」を衛星放送で見る。

「Golden Circle」の真ん中に立つのは、間違いなく呼人さんだった。

あまり、寺岡呼人さんのことを知らなかった。ずっとゆずが好きだったから、お二人を発掘してプロデュースしている方だとは知っていた。お二人のインタビューでもしばしば口にされる名前だった。でも、ジュンスカイウォーカーズは知らない世代だ。歌っている姿は、今日始めて見た。
ステージにはゆずがいて、松任谷由実さんがいて、さらにミスチルの桜井さんや松任谷正隆さんがいた。すごく豪華。ともすれば、彼らに食われてしまいそうだ。
でもそんなことはなかった。どれほど豪華なゲストも、このステージでは呼人さんの輪の中にいるのだ。呼人さんがプロデューサーなのだ。ユーミンをリスペクトするだけでない。弾き語り、コーラスを入れるなど、さまざまな形で彼女の曲を演奏し、彼女の魅力を引き出していた。おまけに「Golden Circle」のために新曲まで書かせてしまった。ほかに、ミスチルの桜井さんがステップを踏んでいるのも衝撃的な光景だった。ここでステップが必要だとはっきり判断したのは、プロデューサーとしての呼人さんだったのではないか。
呼人さんの歌う声やギターにも、説得力があった。きれいで落ち着いていて、ユーミンのバックボーカルだけでなく、ソロでも聞かせる声だった。「ルージュの伝言」でのゆずとのバックコーラスは、定番のようでいてどこか新しい。ユーミンの曲の魅力を改めて感じさせた。(岩ちゃんのソロが少なかったのがちょっと残念でしたが、「DESTINY」ではおいしいところをもらっていましたな。)
そして、熱い人だった。ステージ上で、呼人さんがいちばん興奮していたのではないか。そして最後に見せた感極まった表情。そんな人だから、皆がついてくるのかもしれない。

「ミュージック」、よい曲だなあと思った。豪華なミュージシャンたちが、音楽の力を歌う。このメンバーがやるからこそ、これだけの説得力を持って響くのだろう。呼人さんがこれだけのメンバーを集めた意味が、はっきり感じられる曲だった。
メンバーさんたちが音楽に敬意を払っていることが、わかった。
by hyuri07 | 2007-06-10 01:19 | 音楽


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