友達論24。

高校の同窓会で、自分が予想以上にうまく振る舞えないことに驚いた。
始めから終りまで緊張していた。立食で200人ほどが出席していた。一人になったとき、誰かに話しかけに行くべきなのだろうが、できなくて一人で震えていた。何を話していいのかわからなかった。
「今何してるの?」
ついこの間までその質問をされるのが苦痛だった。二十代なかばになっても働いてもいない、職のあてもない文学部の大学院生。実態はニートに近くても、肩書きがあることが救いでもあり、親への果てない申し訳なさでもあった。そんな記憶が生々しくて、その言葉を口にしながら近付くのはためらわれた。
それだけでない。それを気兼ねなく口にすることのできるだけの関係にある子があまりいなかったような気もする。
高校のとき、どんな距離感で付き合っていたのか忘れてしまった。そもそもそんなに近くで付き合っていた子は少なかったのではないか。
(続く)
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by hyuri07 | 2008-01-03 17:20 | 友達論


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